小学生の英語学習について調べていると、「早く始めた方がいい」「これをやれば伸びる」といった情報が数多く見つかります。私自身も、そうした情報を参考にしながら、小学生の英語家庭学習に関わってきました。
この記事は、実際に小学生の英語家庭学習に関わる中で感じたことを、個人の経験としてまとめたものです。
しかし、今振り返ってみると、「良かれと思ってやらせたけれど、結果的に遠回りだった」と感じることも少なくありません。
英語学習は、正解が一つではありません。だからこそ、うまくいったことだけでなく、失敗だったと感じたことから学べることも多いと感じています。
この記事では、
実際に小学生の英語家庭学習に関わる中で「これは失敗だった」と感じた取り組みと、そこから気づいたことを正直にまとめます。
これから小学生の英語学習を始めようとしている方、いまのやり方に少し不安を感じている方の参考になれば幸いです。
失敗① とにかく早く始めればいいと思っていた
英語は早く始めた方が有利だと言われることが多く、私自身も「できるだけ早く触れさせた方がいい」と考えていました。
そのため、子どもの理解度や気持ちを十分に考えないまま、「まずは始めることが大事」と家庭学習を進めていた時期があります。
しかし、実際に取り組んでみると、英語そのものよりも「よく分からない」「なんとなくやらされている」という感覚が先に立ってしまう場面がありました。
早く始めること自体が悪いわけではありません。ただ、年齢だけを基準にしてしまい、
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日本語の理解がまだ追いついていない
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学習習慣が十分に身についていない
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「できた」「分かった」という実感が少ない
といった点を見落としていたように感じています。
結果として、「英語は難しい」「よく分からないもの」という印象を先に持たせてしまい、学習をスムーズに進めることができませんでした。
今思えば、英語を始める時期そのものよりも、その子がどの程度「学ぶ準備ができているか」を見極めることの方が大切だったと感じています。
失敗② 教材を増やせば安心できると思っていた
小学生の英語家庭学習に取り組む中で、次に感じた失敗は、「教材をそろえれば安心できる」と思ってしまったことでした。
英語学習について調べれば調べるほど、
「これも必要かもしれない」
「こちらの方が分かりやすそう」
と気になる教材が増えていきました。
その結果、いくつかの教材を並行して使う形になり、学習内容が分散してしまった時期があります。
親(または指導する側)としては、「きちんと準備してあげている」「環境は整っている」という安心感がありました。
しかし、子どもにとっては、
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何をどこまでやればいいのか分からない
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毎回内容が変わって落ち着かない
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「終わった」という達成感が得にくい
という状態になっていたように感じます。
今振り返ると、教材そのものが悪かったわけではなく、「量を増やすことで不安を埋めようとしていた」ことが問題だったのだと思います。
一つの教材をじっくり使い、「分かった」「できた」という経験を積み重ねる方が、英語への苦手意識を生みにくかったはずです。
この経験から、小学生の英語家庭学習では、教材の数よりも、使い方と継続のしやすさが大切だと強く感じるようになりました。
失敗③「できる・できない」で成果を判断していた
小学生の英語家庭学習を続ける中で、もう一つ大きな失敗だったと感じているのが、「できる・できない」を基準に成果を判断していたことです。
英単語を覚えたか、
正しく発音できているか、
問題に答えられたか。
目に見える結果は分かりやすく、学習の進み具合を確認する指標としても便利でした。
しかし、その一方で、
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間違えることを極端に嫌がる
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自信をなくして発言しなくなる
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「できない=ダメ」と感じてしまう
といった変化が少しずつ見られるようになりました。
英語は、すぐに成果が見えにくい学習分野です。特に小学生の場合、理解している途中段階でも、言葉としてうまく表現できないことが多くあります。
それにもかかわらず、「正解かどうか」「できているかどうか」ばかりに目を向けてしまい、
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英語に触れようとしている姿勢
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分からなくても考えている時間
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少しずつ慣れてきている様子
といった大切な変化を見落としていたように感じています。
今思えば、小学生の英語学習では、成果よりも「取り組み方」や「気持ちの変化」を見守ることの方が重要だったのかもしれません。
この失敗を経験してからは、正解・不正解だけで判断するのではなく、英語に向き合う姿勢そのものを大切にしたいと考えるようになりました。
失敗から気づいたこと|今、いちばん伝えたいこと
これらの失敗を振り返って、今いちばん強く感じているのは、英語学習には「これをやれば正解」という万能な方法はないということです。
早く始めることも、教材をそろえることも、成果を確認することも、それ自体が間違いだったわけではありません。ただ、「うまくやらせなければ」「失敗させてはいけない」という気持ちが先に立ち、
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子どもの理解度
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気持ちの変化
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学ぶペース
を十分に見られていなかったことが、遠回りにつながってしまったのだと思います。
小学生の英語学習で本当に大切なのは、難しい内容をどれだけ覚えたかではなく、「英語に触れることへの抵抗感を減らすこと」ではないでしょうか。
分からなくてもいい。
間違えてもいい。
少しずつ慣れていけばいい。
そうした気持ちで関われるようになってから、英語学習に対する雰囲気が少しずつ変わっていったように感じています。
このサイトでは、こうした経験をもとに、「うまくいった方法」だけでなく、「遠回りだったと感じたこと」も含めて情報を発信しています。
同じように小学生の英語学習で悩んでいる方が、少し肩の力を抜いて取り組めるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。特に、これから小学生の英語学習を始めようとしている保護者の方や、今のやり方に迷いを感じている方にとって、参考になれば幸いです。
小学生の英語学習全体の進め方については、
▶︎「小学生の英語学習の基本まとめページ」で詳しく解説しています。
